最新機能「フルデジタルコックピット」で劇的に快適なカーライフへ
とどまるところを知らない車のエレクトロニクス化への技術進歩。
それによって生まれる最新機能が、私たちのカーライフをより快適なものにしてくれています。
中でも、次世代システムとして数々のメーカーが注目し、開発に力を注いでいるのが“フルデジタルコックピット”なのです。
その近未来的なルックスのみならず、安全性や操作性に於いても力を発揮するフルデジタルコックピットの魅力をご紹介したいと思います。
フルデジタルコックピットとは
従来は、計器をメーター表示していたパネルに対して、運転席の操作をデジタル化させてディスプレイにまとめたものが、フルデジタルコックピットです。
主に、運転時の安全性の確保や、車の操作性をよりスムーズにしてくれるシステムだと言えます。
また、それにプラスして先進運転支援システム(ADAS)の機能も融合させることで、車の安全性をトータルで支える強力な機能に進化します。
次世代のカーライフには不可欠な技術の1つとして、大きな期待を抱かせてくれます。
メインとなる機能
フルデジタルコックピットのメインとなる機能として、下記の3つがあります。
まず、運転席中央にカーナビやカーオーディオ、その他の様々な情報を表示する液晶画面“センターディスプレイ”。
そして、車の計器盤をデジタル化した“クラスターディスプレイ”。
最後に、フロントウィンドウに走行速度などを表示する“ヘッドアップディスプレイ”。
更に、今後は先進運転支援システム(ADAS)によって感知された周囲の情報や、ドライバーや車の状態などをリアルタイムで表示・警告してくれる最新機能の導入も見込まれています。
フルデジタルコックピット、最大の魅力とは
充実したカーライフに求められるものとして、最新の便利な機能だけでなく、それに伴う安全性の向上がより大きな要素になります。
まさに、それらを満たしているフルデジタルコックピット。
その最大の魅力と言えば、全ての操作を運転席の周辺に配置されたパネルで一括して行えるところにあります。
これによって、運転中の目線の移動が少なくなり、安全性が格段に向上するからです。
また、高性能センサーが察知した情報を、ドライバーに音声などで知らせてくれるため、予期せぬ緊急時に於いても、スムーズな操作性を実現することが出来ます。
新たな強力アイテムの存在も
フルデジタルコックピットの魅力を更にアップさせる強力な機能もあります。
ドアミラーの代わりに、カメラとディスプレイによって周囲の状況を確認出来るフロントウィンドウ“電子ミラー”の存在です。
法改正により設置が解禁されたことで、俄然!注目度がアップしています。
この電子ミラーでは、天候の影響で肉眼ではハッキリと見えない場合や、遠くにあるためよく見えない…などの状況下でも、センサーが的確に感知し、ディスプレイに表示してくれます。
よって、従来のミラーによる目視とは違い、車の周囲を鮮明な映像でより正確に確認出来るため、安全面を強化することが出来ます。
車の電子ミラー化、及びミラーレス車は2016年6月に日本でも合法化されているため、今後デビューする新型車にも搭載されるのが待ち遠しいですね。
最新車で充実のカーライフ
今回、ご紹介したフルデジタルコックピット。
今後、このシステムを搭載する車が増え、いずれは主流になっていくのでは?という期待も高まっています。
また、自動車及び関連メーカーも、次々にシステムの開発へ参入する動きもあるようで、より完成されたシステムの登場も時間の問題かもしれません。
このエレクトロニクス化への技術進歩が続く限り、未来へ向け新たに開発されるであろう新機能を備えた最新車が、続々と登場してくるでしょう。
そして、このような洗練された最新機能の1つ1つが、単なる移動手段ではないワクワクするような充実のカーライフへと導いてくれるのです。