この数年で、急速な進化を見せて数多くのメーカーが競うように開発を進める“自動運転自動車”。既に、市販されている車にもその技術の一部が搭載され、徐々に普及が現実のものとなってきています。
まさに近未来を思わせる自動運転自動車ですが、実はこの機能、女性にとってとても役に立つものと言われています。
ではどのようなメリットやデメリットがあるのか、ご紹介しましょう。
現状の自動運転自動車とは？
まずは、現在の自動運転自動車の状況を見ていきます。
自動運転と言えば、“全ての運転が自動”というイメージを持ってしまいますが、残念ながら現時点ではそのレベルに達していません。
実際に導入されている主な技術としては…
・設定により、一定の速度を保つ
・走行中の車線から出ないようにするステアリングの操作
・自動ブレーキ等で、前方を走る車との車間距離を保つ
上記のように、あくまでドライバーをアシストする機能にとどまります。
よって、完全自動化まではもう少し時間が必要ですが進化の速さから見ても、いずれは現実の物となるでしょう。
自動運転自動車の代表的なメリット
完全なる自動運転自動車が実際に普及したらメリットは限りなくあるようにも感じますが、具体的にはどうでしょう。
まず考えられる大きなメリットは、交通事故の減少です。
スピードの出し過ぎや、短い車間距離、わき見運転等、事故に繋がる危険が減ることになります。
特に、煽り運転等の被害を受けやすい女性ドライバーにとっても、その危険を減少させてくれるでしょう。
また、小さいお子さんを乗せる女性ドライバーにとっても、運転中にお子さんを気にかけることで、わき見運転になりがちという心配も不要になります。
女性にとっての大きなメリット
もう1つ、自動運転自動車の大きなメリットがあります。
それは、“運転手が不要”であるということ。
究極的には、免許がないことで運転をしたいのに出来なかった人も車を持つことが出来ます。
そして、日頃から好きではないのに仕方なく運転をしている人にとってはハンドルを握る苦痛から解放されるでしょう。
例えば、女性ドライバーでしたら運転中にゆったりテレビを観たり読書をしたり、メイクをしたり、安心してスマホも操作出来るでしょう。
小さいお子さんを抱えるお母さんでしたら、一緒に食事をしたりゲームをしたりと心置きなくお子さんの相手をしてあげることが出来ます。
ショッピング時のパーキング事情も劇的に好転
更なるメリットとして挙げられるのは、パーキングの場所を選ばないことです。
よって、繁華街周辺の駐車場不足の緩和にも繋がるでしょう。
女性にとって、ショッピング後に重たい荷物を抱えたまま遠く離れた駐車場まで歩くのはやはり苦痛なものです。
そこにプラスしてお子さんも連れていたら、さぞかし大変でしょう。
しかし、無人で走行可能なことで、離れた場所にある駐車場でもスマホなどでコントロール出来るので問題解決！となります。
自動運転自動車のデメリットは？
まるで非の打ちどころがないとさえ思える自動運転自動車ですが、代表的なものとしては下記のようなデメリットも存在します。
・事故が起きた際の責任の所在
・緊急時に於けるドライバーの対応力
・悪天候やハッキングに対するシステムの防御力
特に一番懸念されるのは、事故が起きた際の責任の所在がドライバー側にあるのか、システム側にあるのか？という部分です。
公正な判断をするために、きちんとしたガイドラインも必要になってくるでしょう。
緊急時に影響する運転スキル
もう1つ考えられるデメリットとして、緊急時にドライバーによるマニュアル操作が必要になった際の運転スキルが問題になります。
そもそも運転の必要がないという前提の自動運転自動車なだけに、実際に車を運転したことのない人も存在し得ます。
例えば、お子さんと乗車している女性ドライバーからの視点で考えた場合、緊急時に自分だけでなくお子さんの安全をいかにして確保するか…。
このあたりは、とても大きな課題と言えるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
考えるだけでワクワクするような自動運転自動車ですが、完全な実用化へはクリアしなければならない課題もあります。
しかし、諸々の問題をクリアし実用化された時には、小さいお子さんを持つ女性ドライバーには、救世主的な存在になってくれるかもしれませんね。
