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市場拡大必至?コネクテッドカーとは?

コネクテッドカーとは?期待される自動車とIoTの関係性

「コネクテッドカー」という言葉を知っていますか?

主要車メーカーやIT企業などが、新しい車の概念として提唱しており、市場拡大が必至と言われている分野です。
今回は、まだ「コネクテッドカーがどんなものなのか知らない」という方達のために、簡単にコネクテッドカーの概念ついてご紹介したいと思います。

コネクテッドカーって一体何?

21世紀に入り、インターネットを介した様々な事業やサービスが展開され、情報革命が起こりました。
そこから、近年ではモノとインターネットを繋げるという技術「IoT」が普及してきています。
この概念と同じように「車」と「インターネット」をつなげ、通信技術を車に搭載することで、今までのドライブとはまた違った価値を生み出そうというのが、「コネクテッドカー」と言われるものです。

運転者の生活情報や、走行している周りの地域の情報をセンサーなどによって取得し、分析や解析を行うことで新しいサービスや機能を付加することができると考えられています。
さらには、通信網を使って遠くのデバイスとコネクトすることで、車の中にいながら、遠くの情報を取得することで新しい機能を生み出したり、通信機能を利用したり、と幅広い機能に活かすことが可能になります。

コネクテッドカーの未来は明るい!今後の市場予想

現代のインターネットなどの通信技術を鑑みると、「コネクテッドカー」の登場は当然と言っていいと思います。
日本では「日産」「トヨタ」を中心に、続々とこの分野は広まっています。日本だけでなく、「メルセデス・ベンツ」「BMW」「フォルクスワーゲン」「ジャガー」「シトロエン」など、名だたる車メーカーが、コネクテッドカーの展開に対して、技術開発を進めているところです。

矢野経済研究所によると、2025年時には、コネクテッドカー関連市場は、2兆円規模に達するだろうと予測しています。(参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/09/news095.html:ITmedia NEWS

コネクテッドカー自体の販売はもちろん、コネクテッドカーの研究開発への投資など、関連分野を含めると、幅広い市場の展開が予想されています。
車とインターネットがつながることで、今までにない付加価値が生まれ、より市場が潤い、範囲もどんどん拡大していっています。

コネクテッドカーにできることとは?

コネクテッドカーにできることとは?
それでは実際にコネクテッドカーが普及し、広まって行くことで、どのようなことができるようになるでしょうか?

盗難防止

インターネットと接続し、GPS情報を送受信できるようになると、マイカーが今どこにあるのかが瞬時にわかるようになります。位置情報は、様々な便利サービスに利用できるほか、車盗難時の位置情報なども把握できるため、盗難防止が強化されます。

WEBカメラやGPSを使えば、盗難車の追跡などが容易になることが予想されます。実はこの盗難車両追跡などの機能については、TOYOTAによってすでに実装されているものもあります。

運転代行や緊急対応

車にLTE通信のできるSIMを搭載することによって、遠隔で色々な操作を行うことができます。今後もっと普及すると予測される自動運転などと合わされば、遠隔での駐車や呼び出し、または、ドライバーの身体的異常時の自動緊急通信や自動運転 (運転代行)なども可能になります。

最適道順のサポート

全ての車がインターネットにつながることで、現在の渋滞情報や、事故の把握がオンタイムで行われます。目的地までの順路の最適解を車が導き出してくれます。
また、運転状況もデータとして取れることで、ドライバーが日頃どんな運転をしているのかもモニタリングが可能となります。そこから様々なサービスが生まれるという予想もあります。

最後に

車とインターネットが繋がることは必然です。
情報化社会の中で、コネクテッドカーの市場が大きくなることもまた必然です。
主要車メーカーを始め、自動運転車で先行する「Google」や「Tesla Motors」などのIT企業もこの分野には力を入れています。
コネクテッドカーの未来はすごく明るく。より便利な車がたくさん走っている未来が想像できます。
コネクテッドカーの今後の動向は、注目するべきところです。

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