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自動で駐車してくれるロボット!Stanley Robotics社Stanとは?

自動で駐車してくれるロボット!Stanley Robotics社Stanとは?

空港やテーマパーク、マーケットウォールなどの大型駐車場で、空きスペースが見つからず広い駐車場内をグルグルと長時間車で回ったり、狭い駐車スペースでの縦列駐車の際に隣の車を傷つけたなんてことありますよね。実はこうした駐車場にまつわるトラブルを解決してくれる無人の駐車場ロボットがフランスで開発され、すでに実用が開始しているといいます。

駐車場のイライラや不安を解決する自動駐車システム

駐車場にまつわるさまざまな問題を解決する駐車場ロボットとして注目されるのが、フランスのStanley Robotics社の自動駐車システム「Stan」です。「Stan」はフォークリフトのような形状でセンサーや人工知能が搭載された駐車場ロボットで、所定の場所から駐車場の空きスペースへと自動で車を移動してくれます。

もちろんドライバーは駐車スペースまで車を運転する必要はありません。まずは事前にアプリで駐車場の予約を行い現地へ向かいます。そして駐車場の入り口付近など所定の位置に車を止め、鍵をかけて車を降ります。この間僅か30秒程度です。あとは「Stan」が車を持ち上げて駐車場の空きスペースまで車を運んでくれるので、駐車スペースが空くのをまったり、大きな駐車場で空きスペースを求めて駐車場内をグルグルと回る必要なく、すぐに目的地へと向かうことができるのです。

狭いスペースも確実、安全に駐車

Stan 駐車図

「Stan」のセンサーは車の大きさをすぐに検知したり、どの駐車スペースに入れるべきかを検知しながら、狭い駐車スペースでも安全、確実に駐車してくれます。ドライバーにとっては縦列駐車する際のストレスや不安から完全に開放されますね。
「Stan」の魅力はこれだけにとどまりません。入庫時にアプリで“戻り時間”を指定しておけば、帰ってきたときは車が指定の場所に戻ってきており、無駄な時間を大きく省くこともできるのです。

駐車場経営にも大きなメリットが

「Stan」にはドライバーだけでなく駐車場経営者にとってもメリットでたくさんあります。例えば駐車台数の増加が望めることです。「Stan」を採用した駐車場では車への人の乗り降りがありません。その分車と車の間を最小限にでき無駄なスペースを大きく省くことができます。このため駐車スペースを増やすことができます。最大50%程度駐車台数を増やせるといいますから、大きな売り上げ増加が見込めます。

駐車場内で人の往来が無いので、照明や看板などを設置する必要が無く、また事故の心配がないので警備員の配置も不要になります。つまり経費削減にも効果的なのです。また駐車場は自動車事故の多発エリアですが、「Stan」を導入すれば事故のない安全な駐車場としてブランディング効果も高まります。

Stan 未来想像図

さらに「Stan」は電動ですので排ガスを排出することもありません。駐車場では車が排ガスを排出し近隣とのトラブルの原因にもなりますが、クリーンな「Stan」はこうしたトラブルもフリーです。
また特別な工事をすることも無く、既存の駐車場にも設置することが可能など、いいことづくめです。
因みに「Stan」1台で400台分の駐車スペース、年間2万から3万台の車を管理できるといますから、そのポテンシャルはすごいの一言ですね。

Stanで日本の駐車場問題も解決

Stan 未来想像図

Stanley Robotics社が開発した「Stan」があれば、東京など日本の都心部や人の多く集まるところの駐車場問題も、大きく改善されるのではないでしょうか。すでにフランスのシャルル・ド・ゴール空港の駐車場で試験的に運用されています。日本で「Stan」が登場する日が楽しみですね。

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