防弾車ってなんだ?世界各国の車両あれこれ
敵から身を守るために、防弾車を買わなければ!!
ドライブの合間の銃撃に備えないと……!!
と日本国内で考えるひとは、さすがに少ないはず。
ですが、世界各国の要人をはじめとしたVIPが乗っている防弾車がどのようなものか、ちょっと気になりませんか?
ドライブの話題とはちょっと外れますが、今回は防弾車の基本やアメリカなどをはじめとした世界各国の防弾車を見ていきましょう。
目次
防弾車とは?
「防弾車」は防弾仕様の車
防弾車は、その名の通り防弾仕様の車。
ボディへの銃弾の貫通を防ぐために作られた仕様となっている自動車のことです。
いやいや、そもそも防弾車なんて誰が買うんだ?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらについては次の項目で説明していきますね。
要人の移動に使われるのがメイン
防弾車は、世界各国の大統領や総理大臣などをはじめとした要人を移動するための用途として、おもに使われることが多いみたいです。
その他の例では、2016年のリオデジャネイロ五輪で男子ゴルフ日本代表の片山晋呉選手をはじめとした選手団を送迎する際に使われたことによって、注目を集めました。
価格は超高価
防弾車の値段は、一般車両と比べれば非常に高価。
世界のトップの要人が使用するものとなると、億単位になることもあるそうです。
悪用を防止するために、購入のハードルを上げている現状もあるようですね。
世界各国の防弾車3選
キャデラック・ワン (アメリカ大統領専用車)
あのアメリカ大統領であるトランプ氏が使っていることでも知られるキャデラックベースの防弾車。
通称「ビースト」とも呼ばれています。
このキャデラック・ワンの名前も、大統領専用機であるエアフォース・ワンからきているそう。
銀行の金庫がイメージしやすいですが、それほどに強固な作りとなっています。
詳細なスペックについては公表はされておりませんが、ドアの厚さは20㎝超。
これは、通常の防弾車と比べれば2倍以上の厚み。
また、バイオテロ対策も完備されていると噂されており、まさに動くシェルターといった作りです。
大統領を守るための車なので、当然といえば当然かもしれませんね。
コンバットT98 (ロシアの装甲車)
「コンバットT98」はロシア製の装甲車で、世界最速の全地形装甲車両といわれています。
348馬力のV8エンジンが積まれており、毎時180㎞/hの走行を実現することができる世界最速クラスの防弾車です。
オフロード向きの車両で、段差や土砂などをはじめとした悪路での走行もスムーズに実現。
厚さ7㎜での防弾ガラスを採用しているので、機関銃やロケットランチャーなどの高火力な武器でも防ぐことができます。
内装のシートでは、クジラの革を採用しているために、乗り心地は良いとのこと。
車両サイズもかなり大型。
大型車の代名詞とされているハマーよりも、かなり大きめな作りです。
価格は、1億5,000万円。
さすがに、トップクラスの要人でないと手が伸びにくい価格ですね。
セキュリコ (国産の防弾車メーカー)
じつは、日本国内でも防弾車を作っている自動車メーカーがあるんです。
それが東京の「セキュリコ」という会社。
セキュリコでは、防弾車などをはじめとしたセキュリティ設備・特殊車両などの製造・販売などを行っています。
たとえば、ARMORED LEXUSは、一見普通のレクサスですがあらゆる拳銃やサブマシンガンに耐えられる作りで、重量が300㎏も重め。
1台1台が手作りで製造されるために、価格も3,000万円で高価で納車も時間がかかるようです。
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防弾車を買うのはむずかしいけれど……
ここまで、3種類の防弾車をご紹介してきました。
こちらの記事を読んで、
防弾車を買ってみよう!
と検討するのはむずかしいと思いますが、一生に一度くらいは運転してみたいですね。