あなたが乗っている車の機能はもう古い? その機能の歴史と進歩についてまとめてみました。
日本で初めて車が販売された時代からを考えると車の機能は、飛躍的に進歩してきました。
タイヤ、シートベルト、エンジン、ブレーキといった細かい部分から車体の性能など、全てにおいて技術は高くなっています。
さらに現在では、自動運転ができる車までも開発され、人が運転しない時代ももうそこまできているのです。
今回は、車に搭載されているシステムや機能の歴史についてと、現在ではどこまで進化しているのかについてご紹介します。
ハイブリッド車
今でこそハイブリッド車というものが当たり前のものになってきましたが、遡ると世界で初めて量産ハイブリッド車が販売されたのは、1997年のトヨタのプリウスが始まりになります。
ハイブリッド車というのは、エンジンとモーター、二つの動力源を併せ持って走る車のことを言います。
通常走行はエンジン、時に状況に応じてモーターなどに切り替わることで、燃費性能が従来のガソリン単体の車と比べると飛躍的に向上しています。
さらに発売された当初は「燃費の良い車」というイメージでしたが、新しいものへと進化して行く中で、低コスト化されたり、動力性能がアップしたりと、現在では燃費が良い車というイメージから、走りも良い車というイメージに変わってきました。
未来にはもっと素晴らしい技術が付加された車が誕生すると思います。
ブレーキアシスト(スマートアシスト)
ブレーキアシストというのは、ブレーキのサポートを自動で行ってくれるシステムで、現在では数多くの車に採用されるようになってきました。
自動運転の最初の一歩とも言っていいかもしれません。
このブレーキのお手伝いをしてくれるシステムは、「スマートシステム」という名前で、ダイハツ工業株式会社が初めて軽自動車のムーブに搭載したことで注目を集めました。
スマートアシストも他の技術同様に、現代では進歩しています。
カメラセンサーや自動ブレーキのクオリティが向上し、より精度の高いものになっています。
高齢者などの事故で多い「踏み間違い」ですが、これらもブレーキ制御や出力制御がかかることで事故を未然に防いでくれたりします。
今ではダイハツ以外にもたくさんの車メーカーがこの技術の進歩に注力し、自動車事故の防止に努められています。
エアバッグ
エアバッグは、今はほとんどの車に搭載されるシステムとなりました。元々は、車ではなく航空機に対して開発・利用されていたものが車に採用される形となったのが始まりです。
市販車へ採用されたのは、1981年のメルセデスベンツが初めてとなります。
エアバッグは、1981年からすでに30年以上の歴史があることがわかります。
日本では1990年から一般的な車に採用されるようになり飛躍的に広まっていきました。
また、エアバッグの搭載は死亡事故の減少に大きく繋がっています。
近年ではエアバッグ自体の質も良くなっているのですが、搭載される部位がどんどんと広がっていき、今では運転席に止まらず、助手席、カーテンシールド、後部座席、シートベルト、など多岐に亘っています。
さらにスバルは2016年から歩行者用の保護エアバッグなどを搭載した車を開発しています。
エアバッグ一つとっても、技術の進歩は大きいのです。
最後に
車の歴史は古いですが、最新の車、未来の車は、本当に思いもつかないような便利な機能へと進化してきています。
上記に紹介してきたものはその中のほんの一部ですが、いろいろな機能の一つ一つにも歴史があり、その進歩があることがわかったかと思います。
今後車を新しいものに変える時には、一つ一つの機能を吟味してみるのも面白いかもしれません。
参考:
ハイブリッドはすべての環境車に適用できるコア技術【トヨタ プリウス 20周年】 | レスポンス(Response.jp)