自動車保険を選ぶポイント!見直すなら今!
今回は、自動車の任意保険についてです。
皆さん、ご自分の任意保険の内容。ご存知ですか?
いろいろな名前があって何が何で、どれが何に使えるのかわからない方が多いのではないでしょうか?
知人が保険会社で働いてておまかせなので!が一番わかってないパターンが多いので注意です。
自動車事故を起こしたけど使えなかった。これいらないのかも。を解消します!
これを機に自動車保険を見直してみませんか?
*こちらの内容・名称は損保ジャパンニッポン興亜さんを参考にしております。各保険会社によって補償内容や名称は変動いたします。ご了承くださいませ。
目次
自動車任意保険内の種類
ここでは、任意保険の内容を説明します。
対人賠償保険
対人賠償は、字の通り「他人への補償」です。
事故の相手の車に乗っている人や、歩行者、自分の車に乗っている同乗者が対象です。
補償されない場合もございます。
- 保険契約者、記名被保険者等の故意的な損害
- 地震・噴火・津波・台風・洪水・高潮などの損害
- 本人・被保険自動車を運転中の人、またはその父母・配偶者・子供、被保険者の父母・配偶者・子供
上記の方は対人賠償の対象外です。
対物賠償保険
対物賠償は「他人の財物への補償」です。
他人の自動車はもちろんのこと、電柱やガードレール・信号機・建物・店舗・家屋・電車・線路・トラックの積み荷などの財物ではない、事故から発生した間接的な損害も対象です。
コンビニやパチンコ店に突っ込んだ場合、休業を余儀なくされることがあります。
その間の休業損害や営業損害も補償してくれます。
この間接的な障害が多額になる可能性があるので対物賠償保険は無制限に設定すべきです!
ご自分の保険証券をご覧になってみてください。
対物賠償保険金額が3000万円など金額に限度があると、「いざ」というときに足りませんよ!
対物全損時修理差額費用特約
対物賠償保険では無制限とかけていても、相手の車の時価額(年式による車の価値)しか保証されません。
極端な話、相手の車がすごく古くて時価額が20万円だった場合。
20万円の価値の車に対して、修理費が50万円でした。
この場合、対物賠償では20万円までしか保証してくれません!
対物賠償のみの場合、30万円が実費になってしまいます。
そこでこの「対物全損時修理差額費用特約」が役に立ちます!
最大50万円まで保証してくれるので安心です。
保険金額もそんなに変わらないのでぜひ付帯することをお勧めします!
人身傷害保険
契約車両に乗っている人が補償対象です。
1回の事故につき、被保険者1名ごとに支払われる保険金額です。(設定している保険金額が限度です。)
人身傷害車外事故特約
「ご契約の自動車に搭乗中の事故」だけではなく、「他の自動車に搭乗中の事故」や「歩行中や自転車を運転中などの車外でおきた自動車事故」も補える特約です。
車両保険
契約している車両の損害を補償してくれるもの。
種類があります。
- 一般条件
→当て逃げや相手のいない単独事故も補償してくれます。 - 車対車+限定危険
→単独事故は保証されず、相手のいる事故や火災・台風。いたずらなどが補償されます。
図にするとこんな感じです。
車両保険を付けると保険金額が高くなります。さらに一般条件にするとまた高くなります。
いざというときには役に立つ保険です!ぜひ付帯してください。
新車や年式が新しいものは付帯することをお勧めします。
個人賠償責任特約
日本国内で発生した自動車に関係なく起こった日常生活の事故。
その際にご契約者またはご家族(別居の未婚の子まで)が他人にけがをさせたり、
財物に損害を与えたり、法律上の責任を負った場合に保険金を支払うものです。保険金は基本無制限です。
自転車に乗っていて、他人にけがをさせたり、相手のものを壊した場合に適応できます。
小さいお子様がいらっしゃる家庭には最適です!
仮に、お高い陶器屋さんでお子様が〇十万円の壺を割ってしまった!そういうときにも適応してくれます!
(適応には条件があります。もちろん故意に割ってしまってはダメですよ!!)
この特約は1家に1つ付いていればOK!
旦那様の保険に個人賠償責任特約が付いている場合、奥様が任意保険に新しく入会する時に付帯する必要はありません!確認してみてください。
弁護士費用特約
相手方に法律上の損害賠償請求をするために支出された弁護士費用や法律相談・書類作成費用などを保険金として支払いをする特約です。
- 弁護士費用保険金:1事故1被保険者につき300万円限度
- 法律相談・書類作成費用保険金:1事故1被保険者につき10万円限度
この特約も1家に1つ付いていればOK!
旦那様の保険に個人賠償責任特約が付いている場合、奥様が任意保険に新しく入会する時に付帯する必要はありません!確認してみてください。
限定条件
保険の適用する範囲を決める「限定条件」があります。
「年齢条件」と「運転者限定」です。
年齢条件
年齢条件は記名被保険者・配偶者・同居の親族に適用されます。
別居の親族・友人・他人は適用外になります。
図にするとこんな感じです。
同居している・同じ住所に住んでいる人が年齢条件が適用されます。
運転者限定
運転者限定は基本3種類に分けられます。
- 本人・配偶者限定
- 家族限定
- 限定なし
この限定は家族関係に適用されます。同居・別居は関係ありません。
年齢条件・運転者限定のまとめ
年齢条件と運転者限定の適用範囲を表でまとめました。
こんな感じです。
簡単に言葉にすると、
50歳のご夫婦にお子様が2人いるとします。同居中の23歳と大学に通うために別居中の20歳です。
その場合、年齢条件は21歳以上・運転者限定は家族限定で大丈夫ということです!
20歳のお子さんが実家に戻ってくるとなると「年齢条件なし」にしないと保険が適用されません。
わかりずらかったら保険の担当者に確認してください!
年齢条件は保険期間中も変更が可能です!値段も変わるので連絡してくださいね☆
免許の色
免許証の色も保険に関わってきます。
「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3種類です。
色によって割引適用のパーセンテージが変わります。
ゴールド免許証の場合、12%の割引が適用されます!
ただ、免許証の色は保険期間中に変更ができません。
更新の時に変更をしてください!
ロードアシスタンス
ご契約いただいている皆様が対象になります!
ご契約中の自動車が事故や故障・トラブルにより走行不能(自走できない場合・交通法上走行してはいけない場合)となった場合に、専用デスクに電話することで業者を手配し、レッカーやけん引・30分程度の応急処置を受けられるものです。
24時間365日ご利用いただけます。
- レッカーけん引
- 応急処置(バッテリー上がり・キーのとじ込み・パンク時のタイヤ交換・落輪の引き上げなど)
- 燃料切れの給油サービス
など受けていただけます。
ロードアシスタンス運搬後諸費用特約
ご契約の自動車が、ロードアシスタンス特約の支払い対象の事故・故障・トラブルにより走行不能になり、かつレッカーけん引された後に被保険者が負担した所定の費用を支払う特約です。
その間のレンタカー代(設定した額)や宿泊費・移動費などです。
まとめ
皆さんわかりましたか?保険の内容と特約の内容。
知っているようで詳しく知らなかったということが多いのではないでしょうか?
自分の保険証券を確認して見直してみるのもいいと思います。
いつも同じ内容で更新!ではなく、1年に1回は保険の見直しをしましょう☆
皆さんのカーライフが色づくことを祈っております。