車の窓が曇る3つの原因と5つの解消方法
冬になると起こりやすい車の窓の曇り。
フロントガラスをはじめとした車の窓が曇ってしまうと、気分がイライラするだけでなく、視界が悪くなるため運転に支障が出てしまうことも……。
車の窓が曇る原因や対策方法をしっかり押さえて、冬のドライブを快適にしましょう!
目次
車の窓が曇る3つの原因
1. 車内外の温度差による「結露」
結露のメカニズム
まず、冬に車の窓が曇る原因である、結露のメカニズムを見ていきましょう。
空気中に含まれている水分量が多くなる(=湿度が高くなる)と、抱えきれなくなった水分がどんどん水蒸気として放出してしまいます。
それらの水分が集まって、露状になるのが結露です。
なぜ冬になると結露になりやすいの?
なぜ、冬になると車の窓が結露で曇りやすくなるのでしょうか?
それは、車内と車外の温度差が大きく関係しているようです。
気温が高ければ高くなるほど、空気中の水分を含める容量は多くなります。
つまり、暖房が効いている車内の空気は、冷たい外気よりも多くの水分が含まれやすい状態です。
そこで、車内と車外の境界線である冷たい窓に、暖房の効いた車内の空気が触れると……。
窓の近くの気温はどんどん低下してしまいます。
気温が低下すると、空気中に含むことができる水分量も少なくなってしまうため、それが水滴となることで窓を曇らせてしまうのです。
2. 湿度の高さ
外気と車内の温度差によって窓の曇りにつながることもありますが、車内の湿度が高いことも原因のひとつ。
雨で濡れた服や傘・靴などがわかりやすい例ですね。
また、吐く息に含まれる水分量などが原因で、窓が曇ってしまうこともあるようです。
3. 窓が不清潔
窓の表面にタバコのヤニやホコリが付いたままの状態も、結露になりやすい原因です。
これは、窓の表面に細かい凸凹ができてしまうことが結論に
車の窓の曇りを解消する5つの方法
それでは、車の窓が曇ってしまったときに、手軽にできる対処法を紹介します。
- 窓を開けてみる
- 塗れたものを持ち込まない
- カーエアコン
- 曇り止めスプレー
- 窓を清潔にする
1. 窓を開けてみる
いちばんシンプルな方法ですね。
外気導入することで、窓の曇りを晴らしましょう。
2.塗れたものを持ち込まない
濡れた服はもちろん、傘やバッグなどに水滴が付いている場合は、あらかじめふき取ってから乗車しましょう。
車内の湿度を上げないようにするのがポイント。
3. カーエアコン
カーエアコンを利用することで、車内の湿度を下げることも有効。
A/Cと表記されたスイッチをONにすることで利用できますよ。
デフロスタ―
また、カーエアコン内にはデフロスターと呼ばれる機能も付いています。
これは除湿された風を送風する、とにかく車の窓の曇りを晴らすことに特化した機能。
デフロスタ―のスイッチは、エアコン操作パネル付近にあることが多いので、車に乗ったときは確認してみるといいかもしれませんね。
曇り止めスプレー
車の曇り止めスプレーも市販されています。
カーショップやネットショッピングなどで、たくさんの商品が売られていますので、気になる方はチェックしてみては?
窓を清潔にする
窓の表面に、タバコのヤニやホコリが付いたままの状態も、結露になりやすい原因です。
これは、窓の表面に細かい凸凹ができてしまうことから。
外側だけでなく、窓の内側も磨いて清潔にしておくことで、窓の曇り防止につながります。
車の窓の曇りをスッキリして明るいドライブを!
冬に、車の窓が曇るおもな原因は、外気の温度差による結露です。
できるだけ外気との温度差を少なくしたり、曇り止めスプレーを使うことで窓の曇りを防止しましょう。
とくに年末年始は、家族そろって車で外出する方もいらっしゃるかと思います。
せっかくですから、車の窓の曇りをスッキリすることで、明るい気分で過ごしたいですね!