ドライブでの車酔いの3つの原因と8つの対策って?
せっかくの楽しいドライブも、車酔いしてしまっては台なし以外のなにものでもありません……。
でも車酔いって、原因と対策をしっかり覚えておけば、ある程度は防止できるものなんですよ。
車酔いの原因と対策をそれぞれご紹介していきますので、これで車酔いとは無縁なドライブをしてみませんか?
目次
車酔いしてしまう3つの原因って?
車酔いって、
- 車酔いしやすい人
- ぜんぜん車酔いをしない人
にキッパリと分かれることが多いですよね。
車酔いになってしまう原因とは、どのようなものなのでしょうか?
【原因1】自律神経症状と平衡機能障害
車酔いには、耳のなかの「内耳」にある三半規管が大きく関係しているようです。
走行中は、車の速度や揺れ・カーブを曲がったときの感覚などが三半規管にダイレクトに伝わりやすくなってしまいます。
この衝撃によって、人によっては自律神経や平衡感覚の乱れを起こしてしまい、めまい・吐き気などの症状を起こしやすくなってしまうんです。
出典リンク
【耳と聞こえのQ&A】乗り物酔い | 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
【原因2】ストレスや体調不良
仕事や生活などのストレスや、寝不足などの体調不良によって、車酔いを引き起こしてしまうこともあるようです。
また、人によっては、ガソリンの臭いや以前の車酔いのトラウマから車酔いになってしまう人もいるようですよ。
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【原因3】乱暴な運転
運転がうまいドライバーと一緒に乗ると車酔いしにくい
って話を聞いたことはありませんか?
運転がうまいドライバーは、加速・減速もカーブもスムーズに行うので、車の揺れも少なく、車酔いしにくいとされています。
いっぽうで乱暴な運転では、加速・減速・カーブも振れ幅が大きく、車が非常に揺れやすいので、三半規管などに強い刺激を与え車酔いをしやすくなってしまうようです。
車酔いを予防するための8つの対策
つぎは、車酔いの対策方法。
- ドライブの前
- ドライブ中
にそれぞれ分けた対策方法をご紹介していきますので、車酔いをしがちな方はぜひ試してみて下さいね。
車酔い対策 ~ドライブ前編~
【対策1】 睡眠をしっかりととる
車酔いに自律神経系の乱れが大きく関係するのは、すでに説明したかと思いますが、とくに重要なのが睡眠不足。
ドライブ前日は、しっかりと睡眠を取るようにしましょうね。
出典リンク
トヨタカーライフノウハウ集 TOYOTA CAR LIFE NAVI | 車酔い解消のために知っておきたいポイント
【対策2】食べすぎない
車酔いで吐き気・嘔吐をするのが嫌だから、ドライブ前には何も食べないといった方も多いのではないでしょうか?
でも、空腹になりすぎるのも満腹になりすぎるのも、自律神経が乱れやすくなってしまうため、車酔いを引き起こしてしまうようです……。
食事としては、消化の良いものを腹八分目程度に抑えておくのがオススメ。
出典リンク
【耳と聞こえのQ&A】乗り物酔い | 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
【対策3】
車酔いをしている最中は、本当に苦痛でひたすらつらいもの。
いちど車酔いを経験してしまうと、
また車酔いするかも……
といったトラウマから、車酔いを誘発してしまう人も多いようです。
ドライブ前に、
もう車酔いにならない!
などのような自己暗示を掛けてみたり、ドライブ前にポジティブ思考な状態にしておくのも意外と効果的かもしれません。
病も気からってよくいいますもんね。
【対策4】車内環境を快適にする
車の中って、予想以上に食べカスやゴミなどでいっぱい。
それらを放置していると、悪臭が出てしまって車酔いを誘発してしまうことも……。
ドライブ前に車内をきれいに掃除したり、こまめな換気や消臭剤を活用しながら快適な車内環境にするのもオススメ。
出典リンク
【耳と聞こえのQ&A】乗り物酔い | 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
車酔い対策 ~ドライブ中編~
【対策5】ドライバーは安全運転を心がける
乱暴な運転では、自律神経や平衡感覚が乱れてしまうため、車酔いのもととされています。
ドライバーは、同乗者の車酔いを予防するためにも、乱暴な運転はやめて安全運転を心がけましょう。
当然ですが、同乗者が車酔いになってしまったらイヤですものね……。
【対策6】遠くを見る
ドライブ中に下ばかり見ていると車酔いするからダメ!
なんて話を聞いたことはありませんか?
というのも、ドライブ中は視界が揺れやすいので、とくに視界の振れ幅が大きい下を向いた状態では、平衡機能障害が大きくなってしまい、車酔いを引き起こしてしまうといった原因があるようです。
だから対策として、視線を追いやすい遠くの山や建物などの風景を見つめるのが効果的とされています。
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【耳と聞こえのQ&A】乗り物酔い | 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
【対策7】おしゃべりや暇つぶし
こちらでも説明しましたが、
また車酔いするかも……
などといった不安・ストレスからも車酔いは誘発されることもあります。
そんなときは、同乗者とお喋りしたり、一人で運転しているときは暇をつぶしたりすることで、気を紛らわしましょう。
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【耳と聞こえのQ&A】乗り物酔い | 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
【対策8】酔い止め薬を飲む
車酔いになってしまった場合の、実質もっとも効果的なのが酔い止め薬。
酔い止め薬には、自律神経症状や平衡機能障害をやわらげたり、吐き気止めの作用があるとされています。
車内に酔い止め薬を常備しておく安心感だけでも、酔い止めの効果があるかも……?
出典リンク
車酔いしやすい方は原因と対策を覚えておきましょう!
車酔いは、いちど吐き気がおとずれたら止まらなくなってしまう本当に苦しいもの。
車酔いしやすい方は、前述した車酔いの対策をしっかりしておけば、症状が緩和されるかもしれません。
また、ドライバーの立場で車酔いしやすい方と同乗することになった場合は、車酔いにならないよう安全運転を心がけてください。
もし、同乗者の気分が悪くなってきたら、最寄りのドライブインなどに駐車して、症状が治まるまで休憩してあげましょう。