
TPMSとは?将来義務化されるかも?
タイヤのバーストは、時に重大な事故を起こすことがあります。
皆さんは、事前にタイヤの圧を確認していますか?
「TPMS」というシステムを使うと、タイヤの空気圧をモニタリングすることができます。
今回は、「TPMS」の概要とメリット、また「ミシュランTPMSクラウドサービス」についてご紹介します。
タイヤ空気圧温度モニタリング管理「TPMS」
「TMPS」は、タイヤの空気圧を監視するシステムであり、「Tire Pressure Monitoring System」の略で「TMPS」と呼ばれています。
基本的にはタイヤの圧と温度をモニタリングしていて、車体側に情報を送っています。もしも、タイヤの圧や温度に異常が発生した場合、即座にドライバーに異常を知らせてくれるシステムです。
もともと、タイヤの空気圧って目視か触ったりなどの簡単な確認が多いですよね。
家で車のタイヤの空気圧をまめにチェックしている人の方が少ないと思います。
実はこの「TMPS」というシステム、すでにアメリカでは2007年から装着が義務付けられています。
アメリカの需要が増えたことで、世界的にも需要が拡大しつつあるシステムなのです。
また、自動車やドライバーの安全を守るためと、地球温暖化にも貢献するとして、将来日本でも義務化が行われるのではないかと言われています。韓国ではすでに法規化が決定、次に日本、中国が法規化を検討している段階です。
TMPSで何ができる?
結局タイヤの空気圧や温度で何がわかるの?と思われるかもしれませんが、これは非常に重要なことです。
走行の安全性の向上
もともとの開発理由としては、「自動車走行の安全性の向上」を目的として作られました。
空気圧を測定することで、パンクの早期発見につとめ、適性圧を保つことにつとめられればタイヤを長持ちさせることに繋がります。
また、温度もモニタリングされていて、タイヤのバーストと温度は密接に関係していると言われるので、こちらでも安全性を高めることができます。
燃費向上
空気圧が低下すると一般的に燃費は悪くなると言われています。
空気圧が、ワイヤレス通信でリアルタイム表示されたりするので、圧が下がってきた時には、こまめに空気圧を入れるようになれば、適正圧が維持され燃費が良くなります。
普段圧が下がっているかどうかなど、あまり気にする機会がないと思いますが「TPMS」で圧が可視化されることで、適正圧を保ちやすくなります。
クラウド管理できる「ミシュランTPMS」
【画像引用:https://www.michelin.co.jp/】
トラックやバスなどの商業車用にはなりますが、先ほどご紹介してきたTPMSと同様に、タイヤ内部温度や空気圧をモニタリングして、異常があればアラームを発します。
また、クラウドサービスも提供されていて、車両が発するTPMS情報をlotサービスを利用して運転者だけでなく、運行の管理者にも知らせることができます。
会社単位で、TPMS情報を共有することもできますし、タイヤの状態が悪ければ管理者から修理や取り替えなどの判断もしやすくなります。
そうすることで、ドライバーは運転だけに集中でき、メンテナンスなどを一括で管理者が管理できるため、メリットが高いと言われています。
車の安全性や省エネ化がはかれるだけでなく、運行業の管理面でのメリットも出てくるのが「ミシュランTPMSクラウドサービス」です。
TPMSの義務化を抜きにしても良いシステム
【画像引用:https://www.michelin.co.jp/】
TPMSの技術で、車の安全性や燃費性能は大きく変わると思います。
高速道路などのスピードが出ているところで、空気圧が低い車に乗るのは危険が伴います。
空気圧や温度のモニタリングができることで、未然に事故を防ぐことができるかもしれません。
すでに導入されている車種もありますので、検討してみてはいかがでしょうか?