車のタイヤの亀裂の原因と防止テクニック
車のタイヤを使い続けるうちに、劣化が進んでしまいひび割れや亀裂が入ってしまうことがあります。
タイヤの亀裂やひび割れを放置していると、それが原因でパンクやバーストなどといった事故を引き起こしてしまうおそれも……。
こちらの記事では、タイヤにひび割れや亀裂が生じる原因や予防法、実際に亀裂やひび割れが発生した場合の適切な対処法などをご紹介します。
目次
タイヤに亀裂が入る3つの原因
タイヤにひび割れや亀裂が入る原因には、以下のようなものが考えられます。
1. ゴムの劣化
タイヤの亀裂やひび割れのおもな原因は、ゴムの劣化です。
屋外で紫外線や雨にさらされるような環境では、たとえ走行距離が少なくても劣化が進みやすくなるかもしれません。
タイヤ用ワックスの使用頻度が高くても、ゴムの劣化速度がアップするとされています。
2. 空気圧
空気圧が低い状態で走行していると、タイヤが変形して亀裂が入ったりひび割れが悪化したりすることがあります。
タイヤの空気圧不足は、燃費や走行性能の低下の要因です。
空気圧はこまめにチェックしておきましょうね。
3. 荷重
乗車人数や搭載している荷物が多いと、よりタイヤに大きな荷重がかかります。
荷重が大きければ大きいほど、タイヤが地面に接しやすくなるので、摩擦や圧力によってひび割れや亀裂が起こりやすくなるのです。
タイヤのひび割れや亀裂を防止する3つのテクニック
タイヤの亀裂やひび割れは、残念ながら自分では補修できません。
しかし、亀裂やひび割れの発生・悪化を防ぐために気を付けることはできます。
1. 空気圧をこまめにチェック
タイヤの空気圧不足は、ひび割れの大きな原因です。
空気圧を適切な状態に維持しておきましょう。
もし、自分で空気圧を調整するのが難しい場合は、ガソリンスタンドなどで空気圧の確認・調整をしてもらうのがおすすめです。
2. 余計な荷物を乗せない
ひんぱんに大勢の人や重い荷物を乗せていると、ゴムが劣化しやすくなるために亀裂やひび割れが起こりやすくなります。
もちろん車の最大積載量を守るのは必要なポイントですが、普段からできるだけ余分な荷物を積まないように意識しましょうね。
3. 屋根のある場所で保管する
紫外線や雨などに長時間さらされる環境では、タイヤの劣化は進みやすくなります。
タイヤの劣化を防ぎたい方は、屋根付きのガレージに駐車するようにして愛車を守りましょう。
もし、屋根付きの駐車場で停める環境にない場合は、ボディカバーをかぶせて対策する方法もありますよ。
タイヤの亀裂対策は悪化したら交換!
タイヤは使用すれば使用するほど劣化していくので、タイミングを見て交換しなければいけません。
交換タイミングは、タイヤの溝がなくなったときが一般的。
……ではあるものの、タイヤ側面に付いた小さい傷やひび割れがどうしても気になる方もいらっしゃるのでは?
交換タイミングとしては、小さな傷やひび割れの段階ではだとちょっと早いかもしれません、
あくまで、タイヤに亀裂のようなものが出てきたらアウトと考えましょう。
本当に危険なのは、自分の爪の先端が入ってしまうほどに大きくて深い溝の亀裂がある場合。
そのような亀裂がある場合は、早急にタイヤを交換しましょう。
あまり放置しすぎてしまうと、バーストやパンクにつながる可能性もあるので要注意!
タイヤの亀裂はふだんからチェックしましょう!
亀裂やひび割れが生じたタイヤを補修するのは至難のわざ。
ふだんからタイヤの劣化が進まないように気を配ることで、こまめにセルフチェックしておきましょう。
また、亀裂やひび割れの大きさ・深さを見極めることも大事なポイント。
もし、深くて大きい亀裂ができてしまっている場合は、早急にタイヤの交換を検討してくださいね。