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ヤマハの未来技術満載!「モトロイド」とは!?動画付き

ヤマハの未来技術満載!「モトロイド」とは!?動画付き

ヤマハの概念検証実験機である「モトロイド」というモビリティをご存知でしょうか?
今は当たり前になってきている「AI」や「画像認証」また、その他の新しい技術が駆使された、全く新しいモビリティです。現在、世界中のメディアから取材を受け、いま注目されている技術の一つとなっています。今回は、東京モーターショーでも注目されたヤマハ「モトロイド」についてご紹介したいと思います。

概念検証実験機とは

この機械について語る前にそもそも「概念実証」とはなんなのかという事が大切になります。

「概念実証」とは、この世に無い。新しいシステムや機械、技術について、不完全な状態で実現化することを指します。

ちょっと難しい言葉ではありますが、あくまで新しい技術がどのくらい便利なのか、そしてそれは実現可能なのかを考え、試してみることとも言えます。
その概念に対して検証をするための機械、機体のことを「概念検証実験機」と呼びます。
試作機?と言われることもありますが、試作機の場合は、ほとんど量産化へ向ける前段階で使われる事が多いです。

「概念検証実験機」はさらにその前段階で、その技術を使って新しい何かを作るはじめであり、何かを作る時のリスクヘッジとしても利用されます。
機械だけでなく「映画」や「数学」などの分野でも、この概念実証というものは使われています。

ヤマハ「モトロイド」のロボットオートバイ?

それではヤマハ「モトロイド」とはどういうモビリティなのでしょうか?
2017年の東京モーターショーにて、「人とマシンが共響するパーソナルモビリティ」として発表された「概念検証実験機」です。
モトロイドの特徴は、乗っている人(オーナー)とバイクがインタラクション(相互作用)を起こすことにあります。

バイク自体が生きているかのように、声に反応したり、乗り手の意思を汲みとるような働きをします。これらの機能は、モビリティに新しい価値が生ます。モトロイドの開発コンセプトは「乗り物の生き物化」というところにあるそうです。人にバイクが「生きている」と感じさせることも一つの目標というのですから面白いですね。

ヤマハ「モトロイド」ができること

テーマでもある「自律性」。

AMCES(アムセス)というヤマハ独自の技術によって、バイクが単体で立ち上がり、さらにスタンドなしでバランスを保って動くこともできます。
そのため、オーナーが運転していなくてもバイクが運んでくれるような動きを実現しています。また、画像認証のAI技術が搭載されています。マシンの前部に2眼のカメラが搭載されていて、人の顔や動きを認識します。ジェスチャーを認識することもできますので、手招きすることでバイクがそれに反応し、オーナーの元へ自律し移動します。

通常は誰でも行える操作ではなく、オーナーを画像認証AIが認識してオーナーだけが行える操作になります。

自律して立ち、動くだけでは新しい機能という印象ですが、しっかりと人を認識しボタン操作ではなく、動きを認識して行動を起こすというところが本当に「生き物」のようでびっくりします。

転ばないバイクが未来には存在する?

転ばないバイク
まだ概念実証機の段階ですので、ここからさらに開発が進み本当に市場に出回るのかはまだ先の話です。

ただ、この技術を使って本当のバイクが自律する時代がくるようになると、バイクは転ばない。という未来があるかもしれません。
現段階では、バイクは倒れたり、事故を起こしたりすることで身の危険がある乗り物です。
歳を重ねるにつれ、バイクに乗る人が少なくなるのもそういう理由が一部あると思います。
だけど「乗りたい。」そんな希望を叶えてくれる、バイクの未来に期待できるのは素晴らしいことですね。

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