松島を盛り上げる!松島公園タクシー取材!
「くるまのシゴト(車が関係する企業)で活躍する企業の魅力を知ってもらう」をテーマにドライバージャパンが企業へ取材をするコーナーです。
今回は、宮城県宮城郡に営業所を構えるタクシー会社『有限会社松島公園タクシー』さんに取材をしてきました。
松島公園タクシーさんは日本三景で有名な松島町の観光を支えるタクシー企業さん、地方観光地のタクシー企業ということでどんな会社なのかいろいろ聞いてきました!
目次
- 会社名の由来や会社の歴史を教えてください。
- 事業内容をお聞かせください。
- 阿部様の経歴を簡単に教えてください。
- タクシー業界のキャリアで苦労したことは?
- 観光のタクシーのお仕事内容ってどんな事をするんですか?
- 観光地のタクシーの運転手になるにはどうすればいいんですか?
- タクシー業界で大きく変化したことを教えてください
- ITやWEBに対してどんなことを取り組んでいる?
- 配車のシステムや集客に何か工夫されている事はありますか?
- 10年後(もしくは近い将来)のタクシー業界ではどんなことが起きていると予想されますか?
- 松島公園タクシーで行なっているドライバー人材不足について対策などあれば教えてください。
- 今後の展望や目標を教えてください。
会社名の由来や会社の歴史を教えてください。
当時の創業者がどのような意味をこめて社名を考えたのか実のところ詳細はわからないんですが、創業が1955年で65年松島町で運営していて今の社長が5代目になります。長く住んでいる方から「公園さん!」って親しみ込めて呼んでくれます。そういう意味で、今までの歴史がありますので私は社名を大事に思っています。
事業内容をお聞かせください。
一般乗用旅客自動車運送事業です。
タクシー車両でお客様を安全に目的地までお届けします。
あと福祉輸送やお買い物代行なんかもやっていたりします。
旅行会社さんからの依頼で団体の送迎に使えるようにジャンボタクシーも所有しています。
阿部様の経歴を簡単に教えてください。
高校卒業後、海上保安庁に入庁して退職してから飲食店などアルバイトしながらタクシーを手伝ったりして、今ようやく集中してタクシーの仕事をしています。
タクシー業界のキャリアで苦労したことは?
二種免許を取得するのが大変でした。自動車学校に通わずに、免許センターに受けにいったんですが、ドライバーに求められているレベルが思った以上に高くて、9回くらい受けてやっと受かりました。笑
観光のタクシーのお仕事内容ってどんな事をするんですか?
お客様を安全に送り届けることです。
そして観光に来られているお客様のニーズにお応えすること。
例えばホテルまで送ってほしいというお客様は安全にホテルまで送り届ける。
何か松島で体験したいとか、何か食べたいなんて要望をお持ちでしたら、スマートに提案したりとか、特別な技術などは必要ないと思います。
観光地のタクシーの運転手になるにはどうすればいいんですか?
一般のタクシーとなんら変わりませんので運転ができて二種免許を取得すればどなたでもタクシー運転手になることができます。
ただ、働くエリアが観光地になると、大半のお客様が観光目的で利用することになります。
そうなると、観光に関しての質問や、おすすめのスポットなど聞かれることが頻繁にあります。
過ごし方を決めていないお客様に対してこちらからご提案するケースもあります。
自分自身が観光スポットを良く知っていないと的確な回答や提案はできません。
観光地の最新情報を把握したり、実際に足を運んだり、常にお客様の満足を考えることが必要になります。
もともと観光が詳しい人なんかは天職だと思います!
タクシー業界で大きく変化したことを教えてください
今回の新型コロナウィルスで言えば、人が外に出ることがなければタクシーの利用も減りますので、タクシー企業としては動けなくなってしまうんですけど、それだけでなく、今後「無人運転のタクシー」というのも、まだまだ先とは言われてはいますが、早まる可能性もあると思っていて、今回のコロナでさらにもっと早く来るんじゃないかな?って思ってます。
今までのタクシーの仕事をするだけでなく、時代に対応するために何をすればいいか?考えることが増えましたね。
ITやWEBに対してどんなことを取り組んでいる?
今はインスタとTwitterを運用しているんですけど、インスタやTwitterではあまり業務に関係ないことや知らせたいことなどつぶやいたりしています。
Facebookでは、地元をターゲットに絞ってなるべく業務に関係することを発信しています。
配車のシステムや集客に何か工夫されている事はありますか?
配車システムのアウトソーシングを使って、夜間の配車業務の負担を減らすということなど考えています。地元密着ということで今までドライバーの土地勘でなんとか出来ていましたが、Googleマップなど複数のマップと照らし合わせて配車ができるので、例えばお客様の目線で言えば、新しく引っ越してこられた方ですと、口頭で「何丁目の○○あたり」なんて伝えることは出来ませんし、町自体も早いスピードで変化していますので、アウトソーシングでスマホのGPSを使った配車システムと品質の高いコールセンターの委託お願いして、品質向上と従業員の負担を減らす計画を立てています。
10年後(もしくは近い将来)のタクシー業界ではどんなことが起きていると予想されますか?
まず自動運転のバスやタクシーが思った以上に早く導入が進んでいくと考えております。
完全導入というのは世代を跨ぐかもしれませんが、今の段階から、「人」という付加価値を大切にして、どんな時代でも必要とされるサービスを確立していくことを今のうちに考えていかないといけいと思っています。
松島公園タクシーで行なっているドライバー人材不足について対策などあれば教えてください。
今はハローワークさんや求人媒体を出したりしていますが、私が考えている若い人たちが「夢を実現するためのツール」として松島公園タクシーを使ってほしいなと思っていますので、今までの求人施策だけでなく他のアプローチ方法を取り入れていきたいと考えています。
今後の展望や目標を教えてください。
松島のブランドアップですね。
あとはただ乗り物としてのタクシーではなく、お客様の思い出に残るタクシーをご提供できるようなサービスを展開していきます。
現在、松島には有名な酒蔵があるんですが、「日本酒と旅」を絡めた企画だったり、外国人の旅行者に、松島の魅力を知ってもらう、そんな企画を考えています。
松島といえば「松島公園タクシー」と言われるくらい松島のブランドアップに貢献していきたいですね。
宮城県の皆様必見タクシードライバー大募集!!